このスタジオでの本格的な第一声を放った雨降りの朝──。 カーテン越しに薄明かりが射し込むおぼろげな朝ゆえに響いたトーンだった。 ──イケる── この一ト月の構想は、必ず上手く仕上がる予感がした。 ちょうど12時間の時差のある暮らしになった。集中して真…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。