川瀬浩介|生きる。

或るロマンティストの営み

【大切なことを見逃さないように】

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2018年5月13日

ひびのこづえ×島地保武×川瀬浩介《FLY、FLY、FLY》──。

ひびのこづえ展開催期間中に予定されていた4回の上演がすべて終わった。

この10年ほどの間に手がけてきたダンス作品のなかでは、音楽も含めて比較的難解な要素を多分に含んだ内容となったが、上演を繰り返すあいだに、少しずつ変化を重ねて「作品」が、そのテーマを物語るようになりつつあったように思う。

その物語は、見てくれたひとの心のなかにあるのだけれど、会場にそっと掲げられていた、ダンサーからの言葉を、あえて紹介したい。


──きっとこの先の物語がある──


次に会うまではどんな約束も「予定」に過ぎない。また新たな表情を見せるそのときを待ちわびながら、来たる目の前の約束を果たすことに専心しよう。

明日から、森山開次《サーカス》の劇場仕込みが始まる。


──大切なことを見逃さないように──


それが、ぼくが生きることへのひとつの解でもあるのだから。


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