川瀬浩介|生きる。

或るロマンティストの営み

ブログ再開──これからのために

長らくお休みしていたブログを再開してみようと思う。

 

これまでの仕事を改めて紹介したい──ホームページをリニューアルしたことにもその目的はあったのだが、こうして今一度、自分が歩んできた道を再考することによって、これからの行方をみつめなおすことができるのではないか? そう期しているような気がしている。

振り返れば15年ほど、人知れず、静かに、創作に勤しんできた。始まりのときはもう随分と前の出来事で、のちに放ったそれぞれの作品についても同様に、そのときどんな衝動があって、作品を発表するに至ったのか? なかなか思い出せなくなってきている。

そこには大切な想いがあったはずなのに、キャリアを重ねるにつれ、何よりも尊い創作でさえも、「習慣化」「手段化」「義務化」「業務化」されてきてしまいがちになる。語りつくせなかったはずの「想い」をこの手に取り戻すために…もう一度、自ら「言葉」を綴ることによって、今の心象にどんな景色が映し出されているのか、みつめてみたい。

 

まずはデビュー作、《Long Autumn Sweet Thing》から振り返ることになるだろう。

Long Autumn Sweet Thing (2002-2003) – 川瀬浩介|KAWASE Kohske

 

川瀬浩介